映画『黒牢城』と、伊丹の歴史に想うこと
先日、話題の映画『黒牢城』を鑑賞してまいりました。

事前に原作を読み、ある程度予習をして臨んだのですが、内容は非常に奥深く、登場人物も多いため、正直なところ一度ですべてを理解するのは簡単ではありませんでした。しかし、それでも物語に引き込まれ、息つく間もなく、あっという間の2時間でした。
この『黒牢城』は、わが街・伊丹を舞台とした全国的にも注目を集める作品です。これをきっかけに、伊丹市広報課と市内事業者が連携する「村重プロジェクト」が立ち上がりました。
弊社プレシャス丹尚堂(山田時計店)も、その取り組みに参加できればと考えており、今回の鑑賞はそのヒントを探す意味もありました。
弊社は猪名野神社参道近くで創業し、長年にわたり猪名野神社や金剛院様に見守っていただきながら商いを続けてまいりました。
私自身も、幼少期から高校時代まで宮ノ前・猪名野神社参道近くで育ちました。そして、そのすぐ近くには荒木村重ゆかりの金剛院があり、子どもの頃はその周辺が格好の遊び場でもありました。
また、小学生の頃、社会科の授業でグループごとに伊丹の歴史を調べる学習があった記憶があります。有岡城跡や荒村寺、鬼貫の石碑などを訪ね、写真を撮り、レポートのようなものを提出したことを思い出しました。
振り返れば、私たちはこのような貴重な歴史遺産に囲まれた場所から商売を始めさせていただいていたのだと、改めて感じています。
正直に申し上げれば、これまで私は、身近にこれほど歴史ロマンあふれる史跡がありながら、深く関心を持つことなく過ごしてきました。
しかし今回、『黒牢城』という素晴らしい作品に触れたことで、遅ればせながら伊丹の歴史遺産をもっと意識し、自社の事業にも活かしていければと思うようになりました。
宝石や時計は、時を刻み、人の想いを未来へつなぐものです。
伊丹の歴史と文化、そして地域の物語を大切にしながら、これからもこの街で歩み続けてまいりたいと思います。


